自然言語処理に関する技術についての調査・実証実験が主な業務です。最近では、「ChatGPT」のリリースとともに大きな注目を集めている「大規模言語モデル(LLM)」を活用した質問応答システムについて、性能の向上のための手法調査や実証実験を進めています。
また、社内では教育研修プロジェクトの一員として、研修カリキュラムの作成に携わっています。変化のスピードがもっとも早い業界なので、恒常的な教育制度が必要であることから、弊社独自の教育制度である「ESTYLE U」を作成しました。これはデータサイエンティストとして必要な技術力を幅広く学ぶことができる養成プログラムです。
私が入社した当初はまだ少ない人数でしたが、今はメンバーも増えて賑やかになったように感じます。毎日全員が出社するわけではなく、ワークスタイルも多様です。在宅やサテライトのメンバーもおり、納会などで久々に顔を合わせる人もいます。
組織としての急速な成長度を感じる一方で、入社した当初から社員それぞれが互いをリスペクトしながら働く環境は変わっていないと感じます。
さまざまな分野に興味を持っているメンバーが多いのも特徴の一つ。好奇心が旺盛な方にとって、学びと刺激に富んだ職場です。
ゲーム好きが高じてプログラミングに興味を持ち、とりわけ人工知能に惹かれて大学で学びました。その経験を活かせる所を探すなかで出逢ったのがエスタイルです。
採用面接で弊社CTO丸岡と話した際に、この会社でなら自分の学んできたものを活かせると感じました。
当時はまだ事業構想段階で、人工知能関連のさまざまな話をしましたが、最後は人。「この人たちと一緒に仕事がしたい」と思いました。
自分が大学の頃から学んできた自然言語処理という技術がこの上なく注目される時代になった今、大規模言語モデル(LLM)を駆使したシステムの需要が上がっていると思います。この分野に切り込んでいける人材を育て上げられるように、自分の持てる知識を積極的に伝えていきたいです。
人工知能を取り巻く環境は、大規模生成AIの登場によってここ1年のうちに大きく様変わりしました。私が大学生のときには、言語処理、トランスフォーム（LLMのベース）はまだ開発されておらず、当時学んだことの半分は今となっては古すぎる知識と言っても過言ではありません。とくに「ChatGPT」の登場で、進化のスピードは加速する一方です。私たちが大学で一生懸命研究していたものが、今となっては手軽になったことが非常に感慨深いです。
この急速な変化の中で戦っていくための力は、各々が学び続けようとするモチベーションがあってこそ培われるものだと思います。弊社はまだまだ若い会社ですが、人を育てることに重きを置いてきたからこそ、ここまでやってこれたのだと思います。
経験者においては、学んだことを腐らせてはいけないと伝えたいです。自分が時間をかけて勉強したことは、古くなっても「なくてもよかったもの」にはならないのだと伝えたい。
ですが、変化の激しいこの業界において、かつて苦労して学んだスキルが陳腐化してしまうことは少なくありません。その前提のもとで、この業界で戦うために、次のことを大切にしていただきたいと考えます。
・新しい技術のキャッチアップ
・本質を大事にする
・変化を楽しむ
弊社には経験がある人も未経験から頑張っている人もいます。経験あるなしに関わらず情報を拾い続けるキャッチアップ能力が一番大切なのです。
